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*順不同
ARH
FRAが自ら生み出した擬似生命体。
外見は人間とまったく同じで、男女や子供型、大人型と多岐にわたる。
また、固体形成のイメージをパイロットである総者(マスター)に依存しているためか、その外見は男女共にとても美しく、その身体も、現実離れした完璧ともいえるプロポーションを持つ。
おそらく、総者の好みが深く影響しているため、心理学で言うところのアニマ(絶対的異性像)となるのであろう。
さらに、そんな外見に加えて、性格は細かい個体差はあるが、ほとんど誰にでも従者の様に従順であるため、何か生理的な間違いが起こるのを抑制するため、30にも及ぶ国家連法で縛られている。
ちなみに、代表的なものに、人目につくところでは顔にマスクをつけることが定められている。
また、極的なことを言えば、一般人にとってARHは騎士(FRAの乗り手の大衆称)の奴隷また、金持ち用の動くダッチワイフでしかない。

具体的なARHの役目はFRAの外部インターフェイスで、騎士の言葉をFRAの言葉に翻訳したり、FRAの言葉を人の言葉にしたりするのが主であるが、コンピュータのようにFRA用以外のプログラムを実行するのも役目である。
そのため、生命体としては認められず、自己思考型モバイルコンピュータとして扱われる。
ゆえに、その名はAn Recognition Human(人間とは認められぬ人)の頭文字をとってARH(アルハ)と呼ばれることになった。

ちなみに、ARHも人間と同じように普通の食事を摂るが、摂取した食料は余剰なく身体の構成および、活動エネルギーに変換させるため、排泄はほとんどしない。
すると言っても、ほとんど汗などの分泌物でおわる。
ようするに、水分以外は身体に変化されるって言うこと。
現在ではFRAがARHを生み出す事はなく、オラクルマエストロと呼ばれる職業の人間が、ナノマシンを組み込んだ擬似細胞から作る。
FRA
FORTISSIMO ROID ARMY(フォルテシモ ロイド アーミー)と読む。
簡単に言えば、ロボット兵器。
正確なニュアンスでは人造人間と言ったほうが正しい。
これは、兵器以外に使い道はなく、ただ、闘うだけの目的で作られた、いわば純兵器である。
この兵器に伴うシステム、ユニット、発明すべてが他に転用する方法も、必要もなく、まさに、銃に次ぐ人類が生み出した本当の武器だと言えるだろう。
そして、この時代(星叡歴)に入った今、全ての大戦の決着をつけてきたはこの、FRAの力である。
なお、FRAの出来た経緯は、メタルノイドの登場により、乗り手を常人に設定した通常兵器は、その反応速度の違いから意味をなさなくなってしまう程に、戦力差が出来てしまっため、メタルノイド専用の兵器が開発された。
それがFRAである。
このFRAが唯一、メタルノイドに対抗でき、メタルノイドが乗れる兵器である。(別に戦車や戦闘機に乗ってもいいけど、メタルノイドの反応速度のほうが早いんで、狙い定めて大砲撃ったり、爆撃するよりも、走って近付いて、ブン殴った方が早いし効果的だし、余計なもん壊さないで済むうえ、金も使わないんであまり意味がなくなっている)

その名の由来は、音楽用語のフォルティシモ(きわめて強く)とRA、アンドロイドアーミー(人造人間の兵隊)をあわせたもの。
Fがつくのは、RAにさらなる強さを求めた者たちが、強さを表すフォルティシモの称を与えたからだ。
ちなみに、FRAに対して通常のRAを、MRA(メゾロイドアーミー)と呼ばれる。

現在(星叡歴3289年)より以前、星戦歴、星渡歴、さらにその遥か昔。
人が宇宙を生活の場にしてまもない頃、FRAの前進であるRAが生まれた。
単純計算で言えば、遥か15000年にもさかのぼる。
ゆえに、FRAに関しては記載することも多く、多岐に渡り、とてもこの項目だけでは説明は不可能。
以下に細分化して載せてゆくので、それを参照していただきたい。
コンシード
ARHがヘッドルームに入る際にとる形態。
銀器の様に美しい銀色の身体に、プリズムのように輝く瞳、その人とはあまりにも違う姿は、まさにARHと呼ばれるゆえんだろう。
そしてこの姿が、FRAの脳として機能している時の、ARHの自然な姿である。

ちなみにFRAとの情報伝達は全身からナノマシンを直接FRAの脳に直結させる事によりおこなう。
D.I.C.S.
ダイレクトインターフェイスコントロ−ルシステム。
FRAのみのコントロールシステム。
コクピット内に充満したナノマシンが直接大脳に寄生して、視床下部の運動神経伝達体の神経電気信号を直接FRAに相互させる操作システムである。
また、この時副交感神経以外の交感神経や、大脳の倫理神経、視神経などもFRAと直結しており、総者の神経はFRAそのものに変化したような錯覚に陥る。
そのため、FRAのダメージも総者のものとなるが、それはあくまで錯覚であり、強い暗示と同じであるが、骨折や打ち身、捻挫、切り傷などのダメージを負ったり、場合によってはショック死にいたることもある。
ゆえに、総者となる人間は強い精神と肉体を鍛える必要があり、FRAを駆る者を総者とは別に"騎士"と呼ばれる。

このシステムに対応しているのは通常の人間ではなく、メタルノイド、ハイブレインそして、N.I.T.(ナイト)と呼ばれる特殊な人種だけである。
ARHタイプ
国家連法で定められた、3つのARHの外見タイプ。

B型
基本的なARHの姿、だいたい17〜20代前半の姿をしている。
また身長は、150cm〜175cm程度が主流。
意味は基本的のBASICから。

M型
ARHのタイプでB型の次に多いタイプ。
だいたい25、6〜30代前半の姿をしている。
また、このタイプは身長に特徴があり、皆175cm以上である。
その意味は、その姿からそのままモデル、MODELのM。

F型
最も少なく、上の2つで分類できないタイプをこれにあてはめてる。
そのため、多種多様なタイプが存在し、珍しいところでは非人間型や、亜人間型(人馬や有翼人とか)などもあるが基本的に14、5歳以下の幼児型が多い。
意味は、幻想的なのFANCY。
メタルノイド
星戦歴1000年前後から、突如発生した新型の人種。
それは、細胞が無機物と有機物の結合体として形成されているいわゆる、ハイブリット型生命体。
その外見は人となんら変わりないが、身体能力や寿命、生命力などは人間のそれをゆうに超える。
解説すると、身体能力は人間の約25倍に匹敵し、生命力は脳と心臓さえ破壊されなければ即死はない。
また、生命力に関して言えば、真空状態や低酸素状態でも長時間生き続け、さらに通常の毒やウィルスなどを摂取しても、即座に分解排出してしまう、また、HIVなどの擬態型のウイルスでも、その形成素子が通常の生命体と大きくかけ離れてるため無力である。
しかし、メタルノイドの細胞や血液は普通の生命体にとっては猛毒でしかない。
また、繁殖に関してはその精子や卵子は、異常なほどの生命力が害になり、通常の卵子や精子では分裂をはじめないどころか、精子などが子宮に進入してしまえば卵管ごと破壊してしまうことも希ではない。
さらに、メタルノイド同士の交配でも、分裂はするが着床率は小数点以下、そのうえ着床しても成長する確立はさらに低い。
だが、生まれれば、その子は確実にメタルノイドとなる。

また、メタルノイドの成長は特殊で、二十歳まで常人と同じように成長をするが、それ以降は常人の10分の1のスピードで年を取る。
つまり、100年で10歳年を取ることになる。
だが、その換算を、同時期の人間のそれに当てはめればとても短命となる。
ちなみに、この時代の人間の平均寿命は、医学の発展により210歳まで延びたが、メタルノイドはだいたい360歳前後(単純に人間に照らし合わせると50歳前後)となる。
ブレイン
星戦歴以前、人の手によって生みだされた亜人種。
それは外見的にはなんら普通の人間と変わりはないが、その脳の意識活動範囲(自分で意識して使用できる脳の活動範囲)が実に50%以上という驚異的な能力値を示している。
そのため、ブレインはみな、いわゆる天才と呼ばれるような人種が生まれる。
と言うのも、ブレインの生み出された理由が、コンピュータ人間の精製のためであったたからだ。
そのため、多くの生産性を図るため、そのブレイン因子は優性遺伝としてつけられている。
だが、星叡歴の現在ではその血は薄まり、能力値+10(通常脳活動値30に+)など滅多である。
それでも、多くのブレインは天才として、科学、幾数学の分野で大きな発展に貢献している。
また、ブレインは多くのFRA等のマイスター(技術士)、マエストロ(職人)を生み出している。
さらに、ブレインはESP、超能力を持つ確率が常人より高い。
また、ブレインは現在でも非常に短命、だいたい100歳程度が平均寿命となっている。
ハイブレイン
ブレインとメタルノイドの混合生命体。
出生率はメタルノイドよりさらに低い。
しかし、寿命は通常のメタルノイドと同じ
N.I.T.
ナイト、別名、アルティメイトライフ。
究極の生命と呼ばれる存在。
メタルノイドでも驚異的な生命力を持つが、ナイトは最早生命の根底すらも覆す。
脳だろうと心臓だろうと破壊されても復活するのはもちろん、細胞の欠片からでも完全に復活する。
また、生まれる理由もなく突発的に生まれ、通常の成長はしない。
赤子の状態から言葉を話し、成人の数倍の理解力、想像力を持ち、その知能指数は700を超える。
そして、生きるために必要な情報と自分の立場を理解すると、一晩の内に20歳前後まで成長する。
そしてその後、老いることはなく、ほぼ不老不死。
さらに寿命は1000歳前後と見られているが、実際死体を見たものはなく、死んだ現場を見たと証言する者も、みな粉になって消えたと言ってる。
一説では神の子とまで言われているが、科学者はただのミュータントだとも言っている。
外見的特長は、皆丹精で美しく、両の瞳が黄金に輝いている。

N.I.T.のその意味はいまだ不明。
N.I.T.本人がそう自等を分類した。
オリハルコン
星戦歴より生みだされた新種の金属化合物質。
賢者の石と呼ばれるナノマシンを、特定の金属分子と結合させ、さらに分子構造を亜真螺旋状にして精製する。
そしてその金属は分子同士の結合力だけじゃなく、ナノマシンの手(結合部位)と手のつながりでも繋がれより強固な物になったり、柔軟な物になったりする。
加え、亜真螺旋状分子であるため、衝撃を非常に高く吸収、放出しやすい。
また、オリハルコンの分類にあるA〜Dの英字と1〜9の数字は、それぞれ精製法の発見年代が英字、数字が硬度を示しており、特に硬度は通常のモース硬度の12.3倍が基礎になっている。
賢者の石
最新のナノマシン素子のこと。
このナノマシンは特定の金属分子と結合し、オリハルコンと呼ばれる金属種を精製する。
ARHスタイル
ARHの服装の呼び名。
年代や法令によってたびたび変わる。

ネイキッドスタイル
ARHが初期精製時に着ている服。
同一のナノマシン製なので、あくまで、ARHの皮膚の延長として取られる。
そのため、国家連法ではこのスタイルで出歩くことを禁止している。
が、一部地域では無視する騎士も多い。

アバーヤスタイル
国家連法で定められたマスクとフード、マントを着衣した姿。
マスクの内張りやフード、マントは通常のナノ繊維(ナノマシン製の繊維、長持ちがし綻ばないうえ、いらなくなれば自然分解して土にかえる、サイズも万能で安い)ではなく天然繊維で出来ている。
と言うのも、ナノ繊維だとARHのナノマシンと共相し、分解されてARHに取り込まれてしまうからだ。
分解後再構成しても、それはネイキッドスタイルと同じなので、国家連法では違反となる。
そのため、星戦歴1000年前後、数千年ぶりに綿や麻、シルクなどが生産されることになった。

フローラルスタイル
アバーヤスタイルの派生で、星戦歴後期に一部貴族や富豪の間で流行したスタイル。
その財力と権力を誇示するように、飾り立てたマントやフードをこぞってARHに着せたのが始まりである。
大富豪などは騎士を金で雇い、その騎士のARHに豪華な衣装を着せて侍らせたという。
一部貴族ではいまだにその悪習が続いている(だから税金が増えるんだね)。

スパルタンスタイル
星叡歴3300年前後、超帝國紅のTELA侵攻の10年前に採用されたスタイル。
コンパクトなフードと、膝までの前垂れに後ろ垂れ、その下はシルク製のタイツに股関節までのタイトブーツ、そして肘上までの手袋をした特殊なスタイル。
アバーヤスタイルよりも露出度は低く、マスクを着ければ肌はまったく見えなくなる。
特色として、この状態でもARHルームに入れる。
そのため、より戦争向きなスタイルと言える。
MRA
MRAは音楽用語のMEZZO(やや)の頭文字からとられている。
解説すると、やや強いRAと言うこと。

FRAが決戦兵器に対して、MRAは地ならし、占領兵器と認知されている。
つまり、FRAが戦略核兵器ならば、MRAは戦車や歩兵の延長上にあるもの。
FRAとの違いは、ARHを持たぬことそして、その戦車のごとき無骨な外見と、コントロールシステムにある。
MRAのコントロールシステムはモーショニングコントロールという、実際に人がコクピット中で動くのをトレースし、そのとおりに動くのがMRAのコントロールシステムである。
そして、外見的にはFRAよりも一回り小さく(だいたい18m前後)、カラーリングも迷彩が主流である。
また、紫、金、赤、白は使用してはならない、もっとも、歩兵代わりのMRAがこれらの目立つ色を基本色に使うことなどありえないが。
RA
星渡歴以前に生まれた人型殺戮兵器。
戦場が宇宙から未開拓惑星まで、非常に幅広くなってしまったため、戦車やヘリなど、高高度航空機と海上艦艇を除く兵器では即座に対応出来なくなってしまったため、汎用性の高い歩行器具の付いた兵器が多用されるようになり、やがてモーションキャプチャリングと言う、実際に乗りての動きをそのままトレースできる操作システムの登場により、人型が主流となった。
そしてそこから長い年月を経て、汎用性と機動性を両立させた、宙、地、近海圏制圧用兵器としてあるのがRAである。
長きにわたる改良と開発によって、現在のMRA、そしてFRAが生み出された。
しかし、その遍歴は現在においては、あまりに時間が経ちすぎてしまったため、多くの記録は紛失してしまっている。
A.E.D.
アンチ・エレメンタリー・ドライブ(ANTI・ELEMENTARY・DRIVE)、反素粒子運行システム。
正素粒子に反素粒子をぶつけると、等速のエネルギー+αの反発エネルギーを発し、正素粒子が反素粒子に変化することを、利用した運行システム。
簡単に言えば、ロケットエンジンの推進エネルギーが化学反応から素粒子反応に変わっただけと思えばいい(もちろんシステム的に言えばまったく違うが)。
その最高速度はだいたい、亜光速まで出すことが出来る。(もちろん物体の質量や場所にもよる)
現在、もっともポピュラーな推進システム。
リフレクター
ビームやレーザーを特殊なレンズやチャフ(鉄粉)などではね返す、防御兵器。
現在の防御兵器としては主流だが、システム的に大規模なものは不可能であり、戦艦どころか、FRA全てを衛ほどの大きさは得られていない。
A.G.F.
アンチ・グラビティー・フィールド(ANTI・GRAVITY・FIELD)、反重力場。
対物理攻撃用のバリヤー。
反重力で物質攻撃を弾くもしくは減速させるので、ミサイルや実体弾などはほぼ無力に出来るが、加力に弱く、押し合う接近戦では大した意味を持たないが、それでも攻撃を緩和することは出来る。
その為、現在剣などの近接兵器が再び台頭している、直接的な起因となっている。
実剣
FRAの基本装備。
もちろんただの剣ではなく、その刃に単分子程の厚さしかいない1cm以下のさらに小さな刃があり、それが高速で刃の表面を走りほぼ全てのものを寸断できるようになっている。
この小刃のレーンが10レーン内部にあり(斧とかだともっとある場合もある)、相手の大きさにもよるが1レーンで2機は寸断できる。
全ての小刃が2/3以上刃こぼれしたら自動的にレーンを排出し次のレーンに切り替えられる。
ちなみに、捨てたレーンは戦後回収業者が回収し、再利用される。
また、実斧や実槍、実鎌、などもほぼ同じ使用である。
だが、時折、ヒートタイプ(加熱型)も存在する。
ヒートタイプはその名のとおり、刃全体が過熱することによって、物質を溶かし、ダメージを与えるが、現在の素材技術の前にはすでに時代遅れではある。
イレイザーキャノン
FRAラグナロクが装備し、各星々を支配していった最凶の支配兵器。
FRAの武装は本来個別決戦用(つまり近接戦、決闘)としてしか開発されていなかった。
なぜなら、FRA同士の戦闘の勝敗が戦争の決着そのものだからだったからだ。
だが、これはFRAが支配、占領をおこなう為に開発された。
銃型の兵器だが、FRAにも有効で、その攻撃方法は、砲口から圧縮した反物質を飛ばし、半径250qを平らに完全消滅させるというものだ。
つまり、一度発射されれば、半径250qを地面を残し全てを三次元から消滅させることが出来るのだ。(もちろん、装備したFRAに影響がないように、反物質は専用のシェルに包まれ発射され、約300q地点で割れるようにコントロールされている)
その消滅スピードはFRAの回避運動能力や、N.I.T.、メタルノイドの反射神経を完全に超えているため、この兵器を装備したFRAに対し、他のFRAが出来ることは高速で離脱だけである。
また、この兵器の登場により、従来の圧縮せずに反物質をそのまま撃ちだす反物質砲は、イレイザーキャノンライトタイプと呼ばれた。
こちらは、イレイザーキャノンよりも消滅スピードと範囲が狭く、FRAに回避可能。
また、イレイザーキャノンと比べると、やや大味な兵器といえる。
ロストソード
聖王位の証である、FRA「SEGAI」が持つ剣。
原理は不明だが、空間やそのこにあった物体の時間(数秒程度)を切り裂くことが出来、物質を空間ごと切って消滅させ、全てを無かったことに出来る。
もちろん、この物語中最強の兵器。
アクティブモーフィンガード
攻撃の種類によって、変化する防御兵器。
実際に攻撃を受けることによって、ガード部のナノマシンが攻撃の種類を判別、それに応じた防御体系をとる。
その変化スピードは物理限界を優に超え、ほとんどの攻撃は効果を示す前に防がれる。
恐らく最強の防御兵器。
騎士連盟
通称ナイトギルド。
騎士の称号はほとんど、ここから出される。
FRAに乗らない者も騎士として認められるのは、この組織のおかげ。
騎士同士の集まりとしては、唯一国家連法により認められた組織。
騎士
基本的にFRAに乗る者をこう呼ぶ。
だが、例外もあり、国家に属しない騎士は上のナイトギルドから騎士権をもらえる。
騎士権には、国家に属しなければ、プラス面はあらゆる国家に属せる以外なく、基本的にマイナス要素しかない。
しかし、騎士権を持っているだけでも一般人にとっては充分な畏怖と崇意を示させることが出来る。
また、国家に属した騎士団に入れば給料や暮らしなどは、基本的に安定され、さらに専用のFRAとARH、ロッジが与えられる。
ロッジ
FRAの移動用コンテナのこと。
輸送機と言うよりは一人用の自走要塞に近く、中にはFRAのメンテナンス施設や、騎士の居住空間がある。
それはとても豪華で、贅沢な物。
よって、一般市民からは妬みの念を込めてロッジ(小屋)と呼ばれていたのが、広く定着した。
また、ロッジは基本的に空中を航行するが、地面スレスレしか走行できないものをローロッジと呼ぶ。
総者
個人操作の兵器に乗る者をこう呼ぶ。
意味は、そのまま統べる者。
マエストロ
職人と言う意味を持つ、特殊な職業。
星叡歴3200年代現在、マエストロと呼ばれる者達は、あらゆる職業に存在し(サービス業やスポーツ選手、兵士、騎士は別ね)、今でいうプロフェッショナル、スペシャリストと呼ばれるの者のことである。
基本的に宝飾、衣服、そして兵器関係に多く、FRAも多くがマエストロによって生み出されたものである(もちろん工場生産品もあるが)。
FRAに関して言えば、マエストロが実際にやるのは設計が主であるが、国主(国旗)騎となれば本人が製造指揮(さすがに20mを超えるものを手作業で、1人で創るわけない)を取ることもある。
ちなみに、FRAの脳である人工脳細胞や、ARHに関してはそれ専門のマエストロが存在し、オラクルマエストロと呼ばれる。
また、下のマイスターとの違いはその格が違う。
マイスター
こちらも職人と言う意味だが、むしろ職人(マエストロ)の補佐、技術屋(エンジニア)に近い。
基本的に、マイスターは整備、補修を主に行なう人を指して言う。
FRAに関して言えば、基本的に整備士としての意味合いが強いが、決して軽々しくただの整備士として扱われるわけではなく、むしろ敬われる一流の職種である。
それは、マイスターになるだけでも相当なセンスと技術が必要であるし、マイスターの存在が一握りであることや、特殊なブレイン遺伝子を持つ者しかマイスター、マエストロになれないことが起因している。
そして、FRAマイスターもFRAを製作する。
基本的にマイスターがFRAを製作する際は、5人ほどのグループで作ることが多く、工場製のFRAなどは基本的にマイスターの設計が主である。
また、状況にもよるが、マイスター、マエストロともに各国への入国の際に、特に許可やパスポートなど必要とせず、ほぼすべての国に自由に出入りできる。
さらに、FRAマイスターやマエストロになると、国家の宮殿やトップシークレットの軍事施設に勝手に入ったり出来るわけだが、流石に状況が戦時中とかじゃないと無理。
しかし、高名なマエストロは戦時中ではなくても、どこかの国家の最高軍事政に介入することも出来る(もちろん、そこで得た情報は口外したりしないのが暗黙の了解、やたらなこと言うと暗殺されるしね)。
これは、多くのマエストロが国家連邦で定められた、爵位を持っているせいもあるだろう。
だが、マイスターには流石にここまでの権限はない。
しかし、戦時中になれば、設計が主のマエストロよりも、技術屋のマイスターが重宝される。
ARHランク
国家連法によって定められた、ARHの能力などのランク。
それは、ARHの能力値と性格、精神等から相対的に決められる。
そのランクは、基本的にはAAA〜D−まであり。
AAA(トリプルA)が最高のランクとされてるが、技術革新によりARHの精製が最初から出来るようになった現在では、このランクもだいぶ遅れ、国主騎のARHなどAAAをゆうに超える能力値を持つものが出始めたため、星叡暦3000年代からその上のランク「S」を使用することになった。
そのため、現在(星叡歴3200年代)の最高ランクはSSSまでであり、その数はわずかに4体である。
騎士ランク
ナイトギルドにより定められた吟味役を持つ者が与える、騎士の格位。
これは大きく分けて、4つの格位がある。

剣師
別名ソードマスター。
各国の剣術指南役に多いが、簡単に取れるものではなく、現在、わずか14名の騎士が持つだけである。

豪剣師
別名ハイマスター。
剣師号を持つ一部の騎士だけが、その強さから持つことの出来る格位。
その称号を持つものは各国家においても、特別な存在であり、この称号を持つ、多くの者が筆頭騎士として名を連ねている。
その数は、剣師よりもさらに少ない6名である。

天剣師
別名ジェネティックマスター。
豪剣師よりも強く、品位のある騎士が持つ称号。
この称号を持つ者は、全国家あわせてもわずか4名。
それゆえ、最強騎士号とも呼ばれる。

剣帝
別名ソード・オブ・エンペラー
あらゆる騎士にとって、最高で最強の騎士号。
それゆえ、与えられるのはわずか一人のみ。
現在(星叡歴3289年)は超帝國紅の皇帝、L.E.D.が持つ。

そして、これらの称号を与える最高吟味役は現在、イグドラシル神帝國の女教皇シリウスとカーラス王国の女王メイファ・ルカ・カーラスだけである。
ちなみに、両方とも女性であることに深い意味はない、ただその能力が直感的で強力なESP(テレパスなど)を持つ者が選ばれている様ではある。
また、上の称号以外に聖騎士(パラディン)や闇騎士(ダークナイト)といったものもあるが、この二つは特殊で、聖騎士はTELA聖王国の上位騎士である、聖王親衛騎士に与えられ、別名この騎士達は聖騎士団(ホーリーナイツ)と呼ばれる。
そして、ダークナイトは王や剣帝などが与えるものではなく、ARH桜子とFRA闇王を持つ者に与えられる称号である。
これ以外にも、各国家の中には特有の騎士号もあり、なかには上記の、一般的な騎士号とは関係なく、暗黙的に認められたものもある。
ちなみに、剣帝は、天剣師以下の騎士号を与えることが出来る。
天人族
惑星シンジェの少数民族で、TO大陸南西に多くいる。
天人族は優等意識が強く、決して他の民族との関わりを持とうとしない。
なぜなら、天人族の身体能力が、平均で常人の五倍であることに起因している。
つまり、超人的な力を持つ者達が、他の一般人と同等か、政治的にそれ以下の存在となるのが我慢できないのだろう。
ゆえに、彼等天人族は、単一民族国家、ON天帝国を建国した。
また、天人族はメタルノイドと同じ身体能力を持つが、メタルノイドではないため、FRAに誰でも乗れるわけではない。
やはり、FRAを操る為にはメタルノイドの遺伝子が必要なのだ。
だが、天人族がメタルノイドになれば、どれほど恐ろしい能力を得るかは想像にがたいだろう。
ちなみに、天人族の外見的特徴は、白人の肌に黒髪と黒い瞳を持つことである。
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